2015年1月11日

綿向山
わたむきやま/約1110m/滋賀県
@7登目



・・・ドMな伊右衛門(いえもん)たち・・・




なんか最近ずっとのどの調子が悪い。
いつもあれって思った時すぐに風邪薬飲むと
ちゃんと治ってくれるんだけど
何度飲んでも効かない。
インフルかなぁ・・・。でもボブにはだまっていた。
(のどの違和感はいつの間にか治っていた)

さて、山は雪山、樹氷のシーズン。
私はこの時を決して待ち望んではいないんだけど
ボブは冬の綿向登山をなんか年中行事にしてるみたい。
樹氷見てコーフンするのは結局いつも私の方なんだけどね。

例の条件にさえ応じてくれたらついてったげてもいいわよ。
条件とは
早朝出発。

予定より15分遅れで家を出発。

駐車場にさしかかる最後の坂の積雪状態が心配だったけど
除雪してくださったみたいでノープレブレム。

先着は2~3台。
ボブはその中で姫路ナンバーの車をみつける。
ボブ「ぽれさんちゃうケ?」
運転手は車の中でまだ寝てはるみたい。
「まっさか~。でも去年同じ時期に会ったから可能性はあるわね」

↓駐車場


いつものように私がフライングスタート。

気温約1℃

思えば一年前、ボブはまだヤマレコ若葉マーク。
駐車場でお会いしたかたがユーザーさんだとわかっても
「誰だったの?」
(私はぽれさんとは会えてない)
ボブ「ん~、なんかカタカナやった」
(ボブには初めて耳にする言葉だったのだ)
ぽれさんも「あ~、そ~なんですかぁ。」
お互い「またレコ、みさせてもらいますワ~」
はじまりはいつも愛、それが気まぐれでも。

あと同じ日にスローライフさんとご挨拶してすれ違ったり
ひゅうが君もいたり、
(旧)なみのりさん、kuntaro3さんともご挨拶やコメントもらったりして
いっきにヤマレコユーザーさんに親近感を抱くようになった気がする。
だって私らの周り、だ~れもいっしょに登ってくれないし
(みんな死んでもイヤとゆう)
興味すらないので山のこと話せる人がいないのよねぇ。


↓登山口までの林道



↓登山口で私は10爪アイゼンに

林道からがっつり雪あったからね。

↓ボブはチェーンスパイクに。

歩きやすいのはわかるけど
ほんとにそれでい~の~?


↓一合目手前でボブと合流。


ボブ「やっぱりぽれさんやったわぁ~」
なんたるちあ!
これで3度目よ!

確かにどれもメジャー(ここらへんでは)な山ばかりだけど
姫路のかたと一年に三度も会うなんて・・・
これはなんか御祓いしてもらわなくては(なんでやねん
以降、ずーっと
”いっしょにオーッしてもらおう、いっしょに飛んでもらおう”
”最初になんて挨拶しよう・・・”
そんなことばっかり考えて登っていた。



下の方は樹氷ではなく
着雪かもしれないけど
目の悪い私には同じなの。
1合目からすでにうっとりワールドは始っていた
このぶんだとてっぺん付近での樹氷の有無は心配ナッシングね




↓ボブがかいたシロベ~


私は雪の斜面に何度もぽれさんの名前かいといたけど
メーワクだったかしら?
気がついたかどうか聞くの忘れちゃった。




↓3合目のあざみ小舎

ここでボブはチェーンスパイクから
12爪アイゼンに。
いわんこっちゃない




もう着雪だか樹氷だか?




ここでボブと再会。
先行こうとしたけど
写真とりたいから待っとけといわれ、
わざわざ戻ってきた。
先にここついた時、
合図として鐘鳴らしたんだけど
聞こえなかったとのこと。
そういや、この鐘の音ってほとんど聞いたことないなぁ・・・

↓5合目からの風景












↓7合目行者コバの行者像

凄みに拍車がかかってる
いいね~いいよ~

ここのベンチは雪にうまっていて使えなかった。
冬用に高~いベンチ作っといてほしい。(だと夏使えない

ここ7合目から冬道に。
部分的にかなり急な箇所あり。



うお~!!!氷の世界
美しい~

















↓稜線手前で3人組のご婦人に抜かれる。

このご婦人方、けっこぉ雪山に慣れてらっしゃるもよう。
のちに絶景のアシストをしてくれた。

↓折れたばかりの木


この後、背後のボブが悲鳴をあげる。
すぐそばの木が折れたんだって。
この時はその時の音を私は聞いてなかったから
”へぇ~”でしかなかった。



これは想像を絶する光景がみられるゾ~
未だかつてない高揚感!
緊張しすぎて足がふらふらだ。(緊張のせいじゃないだろっ


そして稜線にでると・・・↓

まぁ下はきれいな雪だし、
立ってることが苦手な私には
むしろ人並みに進めるかもしれないからこれでいいのだかもね。


↓ここを抜けたらいよいよてっぺんだ!



我、7度目の登頂に成功せり。トラトラトラやぁ~
↓登頂記念写真


気温は約マイナス1℃

ところで・・・
目の前にこぉゆぅ道(広場)があったら、
みんなどうするのかしら・・・

後続のためにも
このけがれなき雪面を残しておきたい気もするけど
結局誰かは歩くことになるんだろうし・・・。
で結局、歩いちゃった
爽快感半分罪悪感半分
別に私、ラッセルしたいから
早く来てるんじゃないからね。


↓こぉゆぅことは卒業。って思ってたのに・・・

ちなみに、普通はザックしたままこう倒れないみたいね。
ったくアホ丸出し
ザックん中に硬くて長いものが入ってたりなんかしたら
最悪骨折しちゃう可能性もあるよね。あ~こわっ。


あそうそう、絶景間違いなし
って確信してたのに
現実は↓

何事も思い通りにはいかないものね~
もちろんこれでも最高レベルの条件下なんだけど
欲を言えばきりがないよね。


↓先っちょのほうまでは遠慮しといた。






ここで一曲

しろみちゃんに代わってぺこちゃんが今聴いてる(つもりの)曲は
浅田美代子で「赤い風船」
あっ!歌詞間違えてる
”あの娘は”じゃなく”この娘は”だった!
いやいや、全然違ってくるんだって!
”あの娘”だとまだ対岸の火事、だけど
”この娘”だともう懐(ふところ)に入ってきてるもんね




この景色を撮るためには
雪面汚してここま来なければならない。
川口探検隊より先に入るカメラマンと同じなの。
あの私が背面ダイブしたとこ、
自分でもなんかほんとヤだ。
整地したくなる。



↓青年の塔、の周り(後ろの男性二人、えになっててかっこい~わ~

いい風よけだとここでランチするかたもいらっしゃるようだけど
(あとで他の人のレコみて知った)
ここは通り道だとばかり思っててそんな発想はなかった。
でも座りこそしなかったけど
ここでサーモスのお湯でポタージュスープをごくりんこ。

ぽれさん、こないな~。
竜王の方から来るのかしら?




さぁ、そろそろ竜王の方、樹氷参りに行きましょうか。




こっちの方、雪つきすぎ~



ソロの青年とすれ違う。
怖いのであきらめた、とのこと。
稜線直前に抜かされた3人組のご婦人とすれ違う。
ご婦人方「命が大事。引き返してきた」と。


雪ののれんをくぐりすぎてしまったのか、
以降ボブの撮った写真は全部水滴付きに

バカヤロオ!!!

とりあえず、竜王への分岐までいこう。
ご婦人方がトレースを作っといてくれた。
(でも3人いるけど足跡はひとり分。先人の足跡をそのまま忠実に踏みこんでいる)
セッピもできてるし、よくこんなとこ歩いたものね。
慣れてるのか、怖いもの知らずなのか。
ここ、トレースなかったら私らの度胸では先行けなかったかも。
感謝してまっせ

↓ここが竜王山への分岐

竜王へは写真右下へドーーーンと下る。

竜王への踏み後はなし。
後続と竜王から組を待つ。
要するにトレース待ちね。
ぽれさんがひょっこり先頭で現れるんではないかとゆう淡い期待もある。


↓おおっ、すげ~!写真中央左に自然驚異の片鱗(亀裂?)が!


ここにかなり長い間いた。
風もほとんどなくて
ボブなんか、ここでヤマランチしようと思ったぐらい。

それにしても、待てど暮らせどこちらに人はこない。
人の姿がみえても引き返されたり
途中で座り込んで休憩されてしまったり。
誰かぁ~、竜王までトレースつけてよぉ~

↓イハイガへもノートレース



↓恐る恐る少しずつ前進して記念写真

積雪時の稜線ってどこ歩いて良いのか悪いのか基本が全然わからない。

そうこううろうろしてるうちに
やっと一組の中高カップルが竜王へ。
ボブ「あの人ら、ちゃんとしっかり冬靴はいてはったぞ」
え~?!これじゃだめ~っ?
(私は雪山を相当なめてるらしい)

↓竜王、イハイガへの分岐で叫ぶ





竜王組が続々現れるかもと期待したけど
早朝登山が裏目に出たのか、結局例の一組だけ。
竜王からも来ない。
悩んで悩んで悩んで・・・
竜王縦走はあきらめることにした。
途中の鉄塔下でヤマゴハンしようと思ってたのになぁ・・・
(実際そんなまったりができるような環境ではなかったらしい)
予想外のまさかのノートレースだった。


帰るよ~

帰り際、この稜線上ですれ違い挨拶したのが
スモーカーさんだった。
あとでわかったことだけど
もいちど会ってもわかんないよ。
そんなこと知らないから顔もちゃんとみてないし。

分岐のところにかなり長い間居座っていたんだけど
その間、バキッバキッっと2~3度ほどすごい音を聞いた。
雪の重みで木が続々と折れているみたい





↓こんなところを通るんだけど

このもふもふ樹林を通過中に
頭上の木が折れたら、木ごと倒れてきたら、と思うと
むっちゃ怖かった。

実際通ってる間も一度すぐそばでバキバキを聞いた
(悲鳴あげたほどよ)
運悪すぎて倒木の下になったりなんかしたらしゃれにならないし。
なので、登山道にかかる枝の雪をできるだけ、
いや、少しずつ落としながら歩いた。気持ちだけね。

よく蔵王なんかにスノーモンスターがいるらしいけど
これが、こっちのほうが正真正銘のスノーモンスターよっ。
だって怖いのがモンスターでしょ?
蔵王のモンスターは怖いの?
アートとかゆわれてたり、実はかわいかったりもするんでしょ?
てゆっても私の言うスノーモンスターは姿はみせないんだけどね。





↓これでも雪払った後のザック



だいぶん降りてきた。
ここらへんの樹氷の方が
わびさびあってキレイ。


5合目の小屋が奇跡的に空いてたので
とりあえず入る。(一年前と同じパターン!)
小屋で2~3人の男性とトーキン。
綿向はこの10年ぐらいで爆発的に登山者が増えた、とのことらしい。
(私らモロ該当者だ~
上は四つんばいで歩いたとゆうと
ひどいときは匍匐(ほふく)前進なんだそうよ。
ボブがそのうちの一人のおじさんに
ボブ「去年も同じ時にここでお話しましたよね」
おじさん「おぅ、・・・そうかもしれん!」(え~かげん~
あまりに至近距離だったので
無断でおじさんの写真撮れなかった(当たり前や~

私の方がなんとなくトイレしたかったので
ボブだけが小さなクリームパンをひとつ食べただけだった。

雪が多かったおかげで最後までアイゼンで歩けて
小走りでおりることができた。
(去年はアイゼン外した途端すべってミニ滑落

そんなこんなで無事生還

あれ~?ぽれさんの車がある~。
どこほっつき歩いてるの~?


↓帰りの道中からみた綿向山

ふもとは平和~なのに
あのお山のてっぺんは祭りだわっしょいだなんて、
なんかほんと別次元の世界。

近くのショッピングモール?でお買い物。
↓こんなん買った。

う~ん、私はもっちゃり皮のほうがいいな。
歯ぁ悪いし。


後で聞いたら
ぽれさんはボブと別れた後、
車ん中でゆっくりアサメシ後に登り始めたらしい。
ちょうど私らが竜王への稜線にいたときに
登頂されたみたい。
まさかの行き違いだけど
実は避けてたんじゃないよね?


この日、いかじゅ君も綿向にいた。
なんと竜王からの周回で
ノートレース、6時間かかったらしい。
私たちがたいやきぱりぱり食べてた時も過酷な境遇にいたなんて。
すごい!若い!血が燃えてるのね!
私ならいつの間にか凍死してるんじゃないかしら。

ちなみに私らの目の前で竜王に向かわれたカップルは
道を間違えて一度登り返したらしい。
ボブ「ついて行かなくて良かった~。お前、登り返せんやろ」
ムキ~~~!!!

今回、
繊細な樹氷をめでる・・・
とゆうにはじゃっかん語弊があるけど
雪山の美しさを一度知ってしまうと
モンスターならぬスノーゴーストの方にとりつかれてしまい、
登らずにはいられなくなってしまう。
お岩さんに会いに行く伊右衛門さんのようなものね。
そぉ、本性は恐ろしいのよ~。
うん、うまくまとまった!

以上、約10キロ、約6時間の山旅でした~。
でんでん。








home